鋭読 〜英独のニュースから世界を読む〜

日本の大学の将来を憂う『タイム』

 少し前の記事になりますが、アメリカの雑誌『タイム』に "Class Dismissed" 『クラスがなくなる』という記事を見つけました(記事原文はこちら)。学校全般に関する少子化の話かと思いきや、日本の大学の問題に関する紹介でした。
 ご存知の方も多いでしょうが、日本の大学は厳しい時代を迎えています。少子化の問題だけとっても、新規入学者数が減少傾向にある中、受験料・授業料収入はますます減ってしまいますから、大学間の新入生獲得競争は必至です。短大はどんどん4年制に変わるか、廃校にするか、他大学との合併に走るか、という選択に迫られています。既存の4年制大学も安穏とはしていられません。やはり合併、提携を含め、他校との差別化に迫られています。一方、入学者の学力レベルの低下は言われて久しい問題です。これにしたがって、大学における教育、研究のレベルも低迷し、日本の大学からはもはやノーベル賞候補は輩出されないのでは、とさえ言われています。
 そんなこんな問題を見事に喝破してくれちゃっている記事をご紹介します。

子どもの世界に踏み込んで考える 〜ドイツの場合〜

最近のニュースでなんともやり切れないのは
・ソフトバンクの料金0円問題
・県庁レベルの贈収賄事件
・高校の履修単位不足事件
子どもの自殺の問題
ですね。
ある種共通点が見えてくるのは、誰のためにすべきこと(または、してはいけないこと)を考えなくてはならないのかという視点が欠けていることだと思います。換言すれば、主体としての国民・市民・子どもたちの存在がないがしろにされています。
これは日本に特徴的な憂うべき事態だろうなあと思っていたところ、ドイツでも似た状況があることを10月27日付『ディ・ヴェルト』紙電子版が伝えています。題して "Einblick in die Welt der Kinder" 『子どもの世界に踏み込んで考える』
なお今回からは翻訳文を掲載するにとどめ、特にgorimaruのコメントは途中では差し挟まないことを基本として、よりリアルかつストレートに英独のニュースをお伝えします。