鋭読 〜英独のニュースから世界を読む〜

バンジージャンプより危険な治療 英国の医療過誤事情

 医療過誤の問題は洋の東西を問いません。日本でも赤ん坊の取り違えがあったり、他の患者のカルテを見てしまって不要な治療・投薬が行われたり、様々です。かく言うゴリ丸の親族も、眼の手術を受けるときに、看護士が他の患者のカルテと順番を違えたために、悪くない方の眼を手術されそうになったことがあります。(幸い寸でのところで付き添いが気付いて未然に終わったのですが)
 イギリスの大手紙『デイリー・テレグラフ』紙に変わった見出しの記事を見つけました。 "Hospital blunders 'kill 90,000 patients'" 『医療過誤で「9万人の患者が死亡」』(記事原文はこちら
 ちょっと穏やかじゃありませんね。かの国の医療過誤事情はどうなっているんでしょう?

ドイツから見た日本人の居眠り

 目に青葉が美しい季節になりました。これくらい暖かいと眠くなりますよね。われわれ日本人はどこでも居眠りします。会社のデスクで、喫茶店で、電車の中で、学校の授業中に、そして果ては国会の審議中にさえ…
 かつてドイツ人の友人が初来日を果たした時、一緒に東京の地下鉄に乗っていたら、彼はやおら居眠りしている乗客をビデオに撮り始めました。「なにを撮ってんの?」と尋ねると、「だって、みんな寝てるじゃないか。こんなのヨーロッパでもアメリカでもあり得ないよ」と言われました。「へえ〜…、そうなんだ」
 その後、テレビだか新聞で、日本人の居眠りはストレスのせいで、したがって田舎では電車やバスの中で居眠りする人が少ないと聞いたことがあります。
 そんな記憶がよみがえったドイツの『ディ・ヴェルト』紙電子版から22日付の記事 "Schlafen lernen von den Japanern" 『日本人から眠りを学べ』を訳します(記事原文はこちら)。

ドイツ人がEU圏内で最も肥満

 先日、『フランフルター・アルゲマイネ』紙(以下「FAZ」)電子版からセンセーショナルなインタビュー記事「太っている人の方が長生き」を訳しました。
 その中で『ある国際的な調査で、ドイツ人は欧州一太っていることがわかりました』とありましたが、その調査結果を報じている記事が雑誌『シュテルン』誌の特集『世界に肥満が増えている』にありましたので訳します。
 FAZのインタビューで問題になっていましたが、果たしてこの調査は信頼がおけるものなのでしょうか?
 少し前の記事ですが、4月20日付FAZ電子版から "Deutschland ist in der EU am fettesten" 『ドイツ人がEU圏内で最も肥満』を訳します(記事原文はこちら)。

太っている人の方が長生き

今日は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙電子版からインタビューを翻訳します。
ドイツの新聞は、たまにヘンな人、たぶんメジャーではなく、マイナーな人にインタビューして、これを何のためらいもなく載せます。このブログでも一度『ディ・ヴェルト』紙の『なぜドイツに原爆が必要なのか』という、えらく刺激的なインタビューを訳しましたが、ちょっと尋常じゃないと思われるオジサンでした。日本の新聞では、まずボツでしょう。
今回もタイトルからしてすごい!
6日付紙面から "Dicke Menschen leben langer" 『太っている人の方が長生き』を訳します(記事原文はこちら)。

お利巧な子はベジタリアンになる?

あっという間に年の瀬も押し詰まってきました。これ、幼い子どもにとって一年は「あっという間」ではなく、年令を重ねるほど「あっという間」になるんだそうです…
今日は気になる記事を見つけました。大人になってベジタリアンの人の方が子ども時代に知能指数が高いというのです! 受験シーズンを控えた季節に気になりますよね。
ドイツは『ズートドイチェ・ツァイトゥング』(南ドイツ新聞)の19日付電子版から "Schlaue Kinder werden Vegetarier" 『お利口な子はベジタリアンに』

コーラは骨によくない!

過去の記事を見てみたら健康問題についてはドイツのことばかり伝えていましたので、イギリスの状況をお知らせしましょう。
コーラの話です。おなじみコカコーラはすでに大正8年には明治屋が日本で初めてコカコーラの輸入販売を始めていたそうです。gorimaruは昭和(!)40年ごろ、福岡県のとある温泉に旅行に行った際に生まれて初めてコカコーラを口にしました。今では信じられませんが、苦くて飲めなかった! 味覚というものは恐ろしいもので、すぐに慣れちゃいました!
今では、世界市場を見てもミネラルウォーター類が最も元気で売上を伸ばしており、炭酸飲料は減少傾向にありますが、それでもメキシコ、中国では非常に売れています。
そんなコーラが健康に良くないという話が伝わってきたのはもう何年も前の話。ところが特に女性にとっては、骨に良くないという話に医学的な裏づけが取れたというのです。
イギリスの『タイムズ』紙7日付電子版より "Why cola is bad for your bones" 『コーラが骨に良くない理由』

ドイツ社会と健康

健康や医療をテーマにしたテレビ番組、雑誌、書籍、ウェブサイトは日本で大人気。誰しも自分の健康が気になります。高齢社会では当然のことでしょう。もう「高齢化」の時代は終わり。日本では人口の20%以上が65歳以上、10%以上が75歳以上になったことがつい先日発表されました。
ドイツではどうなのでしょうか?
日本が男女共に世界一の長寿国であることは有名です。ですが高齢社会に伴う諸問題をドイツも抱えているのかは知りませんでした。また、例えば肥満の問題をとっても、アメリカで重大問題になっていることは知っていたのですが、ドイツではどうだかご存知でしたか? 19日付『ディ・ヴェルト』紙に興味深いレポートが載っていました。題して "So krank sind die Deutschen" 『ドイツ人はこんなに不健康

アウトバーンで居眠り

「春眠暁を覚えず」と言います。確かに春の日差しは眠気を誘いますが、では夏秋冬は眠くないかと言われると眠いのに変わりはありません。
さて、今日は運転中の居眠りの話です。
ドイツではご存知のとおりアウトバーンという高速道路が全国に張り巡らされていて、高速道路事情は日本に比べて格段上です。かつてのアウトバーンは速度制限がなく(最低速度制限しかなかった!)、それがドイツ製自動車の性能向上につながったというのは有名なお話。今ではずいぶんと速度制限が厳しくなったそうですが、その理由は一旦事故が起きると、高速であるが故に重大事故につながるから、だそうです。
今日の記事は、居眠り交通事故の原因として無視できない、居眠りについて正しい知識が必要だというものです。
ドイツの雑誌 "Stern" 『シュテルン』電子版から、その名もずばり "Gefahrlicher Schlaf" 『危険な眠り』。