今日はやや重たく文学作品と反ユダヤ主義の問題です。
「反ユダヤ主義」この言葉を聞いて皆さんは何を想像されますか? 「ユダヤ人」と聞いて英語ならば「Jew」、ドイツ語ならば「Jude」と訳しますが、「反ユダヤ主義」は「Anti-semitism」(英)「Antisemitismus」(独)と訳します。つまり、ユダヤ人=セム人です。このセム人とは、一般的には『「現在においては主にユダヤ人とアラブ人によって、また古代においては、さらにバビロニア人、アッシリア人、アラム人、カナン人、フェニキア人等によって代表される西南アジアの人々」というものである』とされています。(文部科学省科学研究費補助金 「特定領域研究」 Newsletter No.2より抜粋)
前置きが長くなりましたが、今回取り上げるのは、イギリスの『ガーディアン』紙2月22日付電子版から、作家イレーヌ・ネミロフスキーを取り上げた"Truth, lies and anti-semitism" 『真実と嘘と反ユダヤ主義』の翻訳です。
ウクライナでユダヤ人家庭に生まれた彼女は、ロシア革命後にフランスに移住。作家として有名になるが、1942年、ナチスに捕らえられてアウシュビッツに送られ、チフスのために亡くなりました。その彼女が娘に託した遺稿が遺品のトランクに入れられたままになっていたのですが、50年後に発見され、小説『フランス組曲』として2004年にフランス語で出版され、2006年には英語版が出ました。『ナチス占領下の人々の姿とドラマを鋭い観察眼と巧みな筆致で描いた秀作』と評される本作。邦訳されていないためか、日本ではまだあまり知られていないようですが、海外では大ベストセラーとなっています。
そんなネミロフスキーが「反ユダヤ主義的」だったという論調が一部にあることを取り上げた記事です。
「反ユダヤ主義」この言葉を聞いて皆さんは何を想像されますか? 「ユダヤ人」と聞いて英語ならば「Jew」、ドイツ語ならば「Jude」と訳しますが、「反ユダヤ主義」は「Anti-semitism」(英)「Antisemitismus」(独)と訳します。つまり、ユダヤ人=セム人です。このセム人とは、一般的には『「現在においては主にユダヤ人とアラブ人によって、また古代においては、さらにバビロニア人、アッシリア人、アラム人、カナン人、フェニキア人等によって代表される西南アジアの人々」というものである』とされています。(文部科学省科学研究費補助金 「特定領域研究」 Newsletter No.2より抜粋)
前置きが長くなりましたが、今回取り上げるのは、イギリスの『ガーディアン』紙2月22日付電子版から、作家イレーヌ・ネミロフスキーを取り上げた"Truth, lies and anti-semitism" 『真実と嘘と反ユダヤ主義』の翻訳です。
ウクライナでユダヤ人家庭に生まれた彼女は、ロシア革命後にフランスに移住。作家として有名になるが、1942年、ナチスに捕らえられてアウシュビッツに送られ、チフスのために亡くなりました。その彼女が娘に託した遺稿が遺品のトランクに入れられたままになっていたのですが、50年後に発見され、小説『フランス組曲』として2004年にフランス語で出版され、2006年には英語版が出ました。『ナチス占領下の人々の姿とドラマを鋭い観察眼と巧みな筆致で描いた秀作』と評される本作。邦訳されていないためか、日本ではまだあまり知られていないようですが、海外では大ベストセラーとなっています。
そんなネミロフスキーが「反ユダヤ主義的」だったという論調が一部にあることを取り上げた記事です。
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今日は初めてイギリスBBCからのニュースです。
表題の通り、企業で何語を公用語にするかという問題です。他人事ではありません。日本にも「外資系」はたくさんありますし、昨日まで日本語だけで仕事をしていたのに、合併やら経営改革やらで突然社長や上司が外国人になり、一日にして公用語が英語になったなんて笑い話が日本でも数年前に聞かれました。どうやら、この国では日本人が折れることで解決を見たようです。ある者は駅前の英会話教室に自腹で通い、ある者は英語ができないからとクビになり…
ニュースのテーマはフランス語です。確かに、ここ近年、フランス人も英語を話してくれるようになりました。初めて渡仏した25年以上前、こちとら英語と独語しかできないので、そのどちらかで話しかけると、見事なフランス語で返事が返ってきました。わからんっちゅうの!今は逆の現象が見られ、あまりに英語ばかりが使われるので、危機感を持つ人たちが出てきた、その運動に労組が加わっているという話題です。
題して "French unions wage war on words" 『フランス労組の公用語闘争』
表題の通り、企業で何語を公用語にするかという問題です。他人事ではありません。日本にも「外資系」はたくさんありますし、昨日まで日本語だけで仕事をしていたのに、合併やら経営改革やらで突然社長や上司が外国人になり、一日にして公用語が英語になったなんて笑い話が日本でも数年前に聞かれました。どうやら、この国では日本人が折れることで解決を見たようです。ある者は駅前の英会話教室に自腹で通い、ある者は英語ができないからとクビになり…
ニュースのテーマはフランス語です。確かに、ここ近年、フランス人も英語を話してくれるようになりました。初めて渡仏した25年以上前、こちとら英語と独語しかできないので、そのどちらかで話しかけると、見事なフランス語で返事が返ってきました。わからんっちゅうの!今は逆の現象が見られ、あまりに英語ばかりが使われるので、危機感を持つ人たちが出てきた、その運動に労組が加わっているという話題です。
題して "French unions wage war on words" 『フランス労組の公用語闘争』
同じドイツ語でありながら、一風変わったオーストリア語に苦しみつつも、宮本とアレックスについて現地紙がどう伝えているのかをお知らせしてきました。今日は彼らのボス、ジョバンニ・トラパットーニ監督のインタビューを翻訳します。
前回も触れましたが、彼はとてつもない"優勝請負人"監督です。優勝回数を数え上げると、イタリア・セリエA5回、イタリア杯2回、イタリア・スーペルコッパ1回、ドイツ・ブンデスリーガ1回、ドイツ・ブンデスリーガ杯1回、ポルトガル・スーペル・リーガ1回、UEFAカップ3回、カップウィナーズ・カップ1回、ヨーロッパ・スーパーカップ1回、チャンピオンズカップ1回、トヨタカップ1回と、なんとビッグタイトルを19回も獲得しています。
この、紛れもない「名将」がレッドブル・ザルツブルグの監督ですから、当然周囲の期待は盛り上がるばかり。
2月2日付『ザルツブルガー・ナッハリヒテン』紙電子版から "Trainerjob hat sich verandert"『監督の役割も変わった』です。
前回も触れましたが、彼はとてつもない"優勝請負人"監督です。優勝回数を数え上げると、イタリア・セリエA5回、イタリア杯2回、イタリア・スーペルコッパ1回、ドイツ・ブンデスリーガ1回、ドイツ・ブンデスリーガ杯1回、ポルトガル・スーペル・リーガ1回、UEFAカップ3回、カップウィナーズ・カップ1回、ヨーロッパ・スーパーカップ1回、チャンピオンズカップ1回、トヨタカップ1回と、なんとビッグタイトルを19回も獲得しています。
この、紛れもない「名将」がレッドブル・ザルツブルグの監督ですから、当然周囲の期待は盛り上がるばかり。
2月2日付『ザルツブルガー・ナッハリヒテン』紙電子版から "Trainerjob hat sich verandert"『監督の役割も変わった』です。
「大統領が法に勝るわけではない」? 当たり前でしょう?といぶかしみながら31日付『ニューヨーク・タイムズ』紙電子版で社説 "Bush Is Not Above the Law" を読みました。
コトは9.11後の国家安全保障局による犯人探しで、米政府が裁判所の令状なしに米国民を盗聴していた問題です。「え? それって少し前の話じゃないの?」と思いましたが、実は1月31日、シンシナティで連邦控訴裁判所が開かれ、この「令状なし盗聴」問題の審理が行われました。裁判結果を先取りして言えば、その場で判決は決まらずに数週間かかる予定となりましたが、この裁判をにらんで社説に取り上げたというわけです。
この問題、実はすごく怖い内容で、自由を謳歌しているかに見えるアメリカが、実は情報操作、盗聴など、ひところの共産主義世界を想起させる暴挙が横行する警察国家になり兼ねない状態になっていることへの批判が社説の主旨です。
コトは9.11後の国家安全保障局による犯人探しで、米政府が裁判所の令状なしに米国民を盗聴していた問題です。「え? それって少し前の話じゃないの?」と思いましたが、実は1月31日、シンシナティで連邦控訴裁判所が開かれ、この「令状なし盗聴」問題の審理が行われました。裁判結果を先取りして言えば、その場で判決は決まらずに数週間かかる予定となりましたが、この裁判をにらんで社説に取り上げたというわけです。
この問題、実はすごく怖い内容で、自由を謳歌しているかに見えるアメリカが、実は情報操作、盗聴など、ひところの共産主義世界を想起させる暴挙が横行する警察国家になり兼ねない状態になっていることへの批判が社説の主旨です。
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