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マッケンローは錦織のことをなんて言ったの?

錦織圭くんが全豪オープンを順調に勝ち進んでいます。日本時間の今日午前に行われた2回戦で、86位のイバン・ドディグ(クロアチア)に4-6、7-5、6-2、7-6(7-0)のセットカウント3-1で勝ち、5年連続で3回戦に進みました。
今朝の新聞では、錦織について往年の大選手(グランドスラムでは男子シングルス7勝、男子ダブルス9勝、混合ダブルス1勝)にして「悪童」のジョン・マッケンローのコメントが紹介されていました。
サンスポでは『ニシコリが驚きをもたらすかもしれない』
スポニチでは『波乱の起きやすい全豪で錦織がサプライズになるかもしれない』
こういう記事が出ると、ゴリ丸は「ホントはなんて書いてあったのかなあ?」と疑問になって原典に当たります。
今日は、オーストラリアの『ヘラルドサン』紙から "Australian Open 2015: Kei Nishikori emerges as genuine contender to break into tennis’s top four" 「全豪オープン2015:錦織圭はビッグ4に食い込む可能性大」をご紹介します。

(注:リンク、トラックバック、引用は出典を明記した場合に限りフリーです。出典を明記せず、または管理人の承諾なく一部ないし全部を転載することは、これを禁じます。コメントから連絡ください)

<開始>
全豪オープンの男子テニスで「ビッグ4」ほどの知名度はないかも知れないが、第5シードの錦織圭は、今年はビッグ4に食い込むチャンスがある。
過去10年間、ロジャー・フェデラーラファエル・ナダルノヴァク・ジョコビッチアンディ・マリーグランドスラム大会の90%を勝っているが、これに食い込む新顔になりたいものはたくさんいる。
第5シードの錦織は決して無名ではない。今月号の『タイム』誌(アジア版)の表紙は彼の顔で、同誌にはかつての偉大な選手アンドレ・アガシが彼のことを「お金を払っても見るべき数少ない選手の一人。テニスにおいてすごいショットを生み出す選手の一人だ」と評している記事が載っている。
しかしツアーでの評価はグランドスラムでの勝利次第であり、25才の錦織はいままさに成功しようとしていると信じる人は多い。
かつてのプレーヤーでコーチのダレン・ケーヒルは彼のことをノヴァク・ジョコビッチに次ぐ優勝候補と評価しているが、一方テニス史上の偉大なプレーヤーであるジョン・マッケンローによると、全豪はグランドスラムの中で最も予言しにくいと定評があるが、それゆえにメジャー大会22戦目となる錦織はサプライズになるかも知れないと示唆している。
彼らが錦織を評価する理由は、第2日目にマーガレットコート・アリーナでニコラス・アルマグロをストレートで片づけたので明らかだ。
錦織は大して苦しまずに6-4、7-6(7-1)、6-2で、昨年の全仏オープンで負った脚のケガから復帰したかつて世界ランク12位だったスペインのアルマグロを片付けた。
試合後、錦織はメジャー大会により適したように一段高いレベルに進化したことを認めた。これは、2014年がATPツアーで4勝を挙げ、9月に全米オープンの決勝まで勝ち上がったブレークの年だったことに裏打ちされた主張だ。
「ええ、そう思いますよ」「次のレベルに近づいています」
この進歩の原因の一部は、かつて選手だったアルゼンチン人スタッフ、ダンテ・ボッチーニと、1989年全仏オープン優勝のマイケル・チャンだ。チャンと錦織は2011年に東京で行われたエキシビションで始めて会った。
チャンは、錦織が世界のトップ3に入っていることを当時は信じられなかったようだと回想した。「自分の部屋の壁にロジャー(フェデラー)のポスターを貼って見上げている小さい男の子のようだった」チャンはニューヨークタイムスのインタビューでこう答えている。
錦織の天性の才能を疑う者はいなかった。彼は見事なバックハンド、技術的に安定したグランドストローク、選び抜かれた選手としての情熱と心構えを備えていた。
ずいぶん以前だがオーストラリアのニック・キリオスとタナシ・コキナキスが男子ツアーに突如としてあらわれたとき、錦織には「スペシャルケイ」というあだ名がついていた。
彼はニック・ボリテリのプログラムの卒業生だが、13歳で日本を去った時は静かに話し、「ちょっと気弱」だったのに、高名なフロリダのテニスアカデミーに留学した。
彼のスカウティングレポートでボルテリはまくしたてている。「ケイはテニスプレーヤーとしては誰も持っていない手と足を持っている」やがて錦織は、1990年代初頭に最高46位になった、日本でもっとも有名なプレーヤー松岡修造によるランキングをそれ以上に上げるミッションを反映した「プロジェクト45」に入った。
その目標を達成し、錦織の次のプロジェクトは今やアジア初のメジャー勝者となることだった。
彼は心からそうしたいと思って2014年の全豪、つまり「アジアパシフィックのグランドスラム」に参戦し、メルボルンで行われるこの大会に備えて、クリスマスをはさんでわずか1週間のオフを過ごしたのちに、カリフォルニアとフロリダで追い込むトレーニングスケジュールを再開したのだ。
「いい3週間を過ごしました。いつもマイケルとダンテと練習してね。コンディションを整える練習もたくさんしました」と彼は語った。
グランドスラムの決勝にまた出られたらいいですね。」
<終了>

【ゴリ丸の感想】
『ヘラルドサン』をご存知の方は少ないでしょうが、錦織くんの試合の中継を見ていると、大きな看板が出ていますので、お気づきの方もいらっしゃるでしょう。
また、アンドレ・アガシグランドスラムのシングルス8勝の往年の名選手。奥さんはこれまたグランドスラム女子シングルス22勝のシュテフィ・グラフです。(その前は女優のブルック・シールズと結婚&離婚しました)

さて、「ホントはなんて言ったのか?」の答えが出ました。ダレン・ケーヒルはジョコビッチに次ぐ優勝候補、ジョン・マッケンローは、全豪オープンは予測が難しい中で錦織はサプライズになるかも、と言っています。
全豪は何で予測が難しいんでしょうか?
1.厳しいツアーシーズンを終えて間もない年初めの大会のため、特に前シーズン終盤まで戦っていた上位選手にはケガを引きずっていたり、コンディションがベストでない選手がいる。
2.北半球の選手にとっては真冬から灼熱の真夏に来るわけで、コンディショニングが難しい。しかも、南半球の選手のうち、南米の選手はクレーコートを得意とし、全豪のハードサーフェスはあまり得手でない。
サッカーの日本代表も暑さには苦しんでいるようですね。
ところで、文末の「2014年の全豪」は原文でもそうなっていますが、2015年の間違いじゃないかと思うのです。でないと最後の錦織のコメント、「グランドスラムの決勝にまた出られたらいいですね。」(原文は “Hopefully I will come back to the Grand Slam final again.”と整合しません。
ま、いっか。
錦織君のさらなる活躍に期待しましょう!
~この稿おわり~

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