FC2ブログ
 

鋭読 ~英独のニュースから世界を読む~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女子サッカーW杯カナダ大会に賭ける宮間あやの意気込み

女子サッカーW杯と言えば、2011年ドイツ大会では日本が優勝しました。今年2015年は、女子サッカーにとってはW杯年です。女子アジアカップに優勝した日本は、カナダ大会にディフェンディングチャンピオンとして出場が決まっています。
前回大会では、早さとパスサッカーで世界を唸らせ、決勝ではエースのワンバックを擁するアメリカの2度目の優勝を阻んで初優勝を果たしました。
と書くと簡単そうに見えるかも知れませんが、30年前には全く世界に対抗できなかった日本の女子サッカーが世界一になったなんて、もしかすると当の代表選手たちにも信じられないくらいの話だったのではないでしょうか。
いずれにしても、世界の女子サッカーの潮流が変わったほど、日本のパスサッカーは、そのスピードと正確さから、かのリオネル・メッシを擁するバルセロナや、ビジャ、シャビ、イニエスタら黄金世代が中心となって2010年W杯南ア大会に優勝して絶頂期にあったスペイン代表になぞらえられたほどでした。日本がパスをつなぎ始めると、観客席から拍手が起きたものです。
今日はFIFA(国際サッカー連盟)がディフェンディングチャンピオンに注目して宮間あや主将にインタビューしましたので、それをご紹介します。
"Miyama: We should consider ourselves underdogs" 宮間「自分たちは弱いと思わなければ」

(注:リンク、トラックバック、引用は出典を明記した場合に限りフリーです。出典を明記せず、または管理人の承諾なく一部ないし全部を転載することは、これを禁じます。コメントから連絡ください)

<開始>
2011年FIFA女子W杯に素晴らしい形で優勝したので、日本は誰もが認める2015年カナダW杯の優勝候補の一つだ。佐々木則夫監督率いる「なでしこ」はタイトル防衛をしっかりと見据えているが、キャプテンの宮間あやは、盛り上がる期待にチームが応えるには正しいメンタルの持ち方がカギだと考える。
29才のクールなミッドフィールダー宮間はFIFA.comのインタビューに答えた。「目標は今回のW杯優勝です」「そのために頑張りますが、わたしたちはデフェンディングチャンピオンとしての心理状態から脱して、弱者としてスタートしなければなりません。優勝するにはライバルに挑戦しなければなりません」
日本のメンタルアプローチがどうであれ、宮間が用心深いトーンで言うのは、これまで未対戦のスイス、カメルーン、エクアドルとのグループリーグを勝ち抜かなくてはならないたいへんな課題があるからだ。
「この3国とは同じグループで戦ったことがありません」「ですから、たいへんなグループに入ったという印象を持っています。未知の敵と対戦しても、わたしたちは大会優勝を目指しているので、決勝トーナメントになんとしても進出します」

精神を研ぎ澄まして
宮間は礼儀正しくておとなしいのだろう。それにしても、宮間はフィールドでプレーする自信を持って語っている。もちろん、こういう自分を信じる心は彼女がアジアサッカー連盟女子最優秀選手に二度(2011年、12年)選ばれている実績によるものだ。2014年についても候補だし、オーストラリアのカタリナ・ゴリイが宮間と日本のフォワード川澄奈穂美を一歩リードしているが、もっと成功したいという姿勢を研ぎ澄ましさえすればというほんの少しの差だ。
「世界の強国と闘うためには、アジアのトップにならなければなりません」かつてロサンゼルス・ソル、アトランタ・ビートでプレーした宮間は言う。「いつもそう思っていますし、将来、3度目のアジア最優秀選手になりたいと思います」

澤の後継者
澤穂希からキャプテンのアームバンドを3年前に引き継いでから宮間は統率力とリーダーシップを発揮し、日本は安定した好成績を挙げている。彼女はなでしこを2012年ロンドン五輪で銀メダル、昨年はAFC女子アジアカップで初優勝に導いた。信頼厚い宮間は、日本女子サッカーの象徴である澤の真の後継者であることを日本人の目に証明した。
宮間は、他に比類なき澤が日本女子サッカーに果たした役割を即座に明らかにした。「私たちのチームは澤さんから多くを学んだおかげででき上がったのです。ずっと彼女と共にチームをつくり上げてきたんです」
157センチしかない宮間は、体力で上回るヨーロッパの選手に勝る能力を持つと証明した、体格で劣る日本人選手の古典的な例だ。「日本人選手はスピードがあり、予測と判断も素早いので、動きも反応も早いのです」セットプレーが得意な宮間は男子チームのサムライブルーになでしこをなぞらえて言った。「アジリティとクイックネスを活かしている点で両チームは似ているんです」
2015年カナダ大会に36才の澤が出場するかどうかは決まっていないが、宮間はタイトル防衛にチームをけん引する役割を負う覚悟ができているようだ。国際試合出場144で34得点の宮間は、一部で変革期にあるチームにとって非常に大切な経験をもたらすはずだ。日本には、ドイツに次ぐW杯連覇が大いに期待されるが、宮間の目標はトロフィーを掲げる以上のものだ。
彼女はこう話を締めくくった。
「日本女子サッカーには30年以上の歴史があります。自分たちよりも年上の元代表選手たちの努力のおかげで私たちがいるのです。わたしが選手になる前から彼女たちは一所懸命にサッカーをしていました。彼女たちが始めたことをわたしたちは続けなくてはなりませんし、一番大事なことは女子サッカーを発展させることです」
<終了>

【ゴリ丸の感想】
なんということもない記事にも見えますが、今年6月から始まる本大会に向けて盛り上げていこうというFIFAのキャンペーンだと思います。
それにしても、宮間選手の態度は素晴らしいです。まだまだ黎明期だったころの先達たちの苦労をよく知っている彼女らしいコメントです。彼女には、自分たちが勝った試合でも、敗れ去っていく対戦相手を気遣うやさしさもあります。また、アメリカの女子プロサッカーリーグに移籍したものの、経営困難を理由としたリーグ解散を経験もしていますから、女性がプロサッカー選手として続けていくことの苦労も十分に知り尽くしているのでしょう。
本大会での活躍を祈念しています。
~この稿おわり~

スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。