FC2ブログ
 

鋭読 ~英独のニュースから世界を読む~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

子どもに読ませたい50冊

「推薦図書」ということばに聞き覚えがあると思います。これ、ひとつだけあるわけでもありませんし、国が決めているわけでもないようです。
KUMON学研も、さらには人事院は若手官僚向けに、東大はご丁寧に学科別推薦図書リストを発表しています。
さて、そうした推薦図書の中から子ども向けの本を取り上げます。
一概に「子ども」 children といっても年令や個人差が幅広くありますので、絶対的な価値判断はできないとは思いますが、そこは緩~く考えて、「大人になるまでにできれば読み終えておきたい」、と置き換えてもよいのかも知れません。
イギリスの『インデペンデント』から "The 50 books every child should read" 「子どもに読ませたい50冊」をご紹介します。
ご参考のために日本語訳があるものは、その邦題で表記していますので、アマゾンでも近所の本屋さんでも図書館でも検索できます。訳書がなかったのは1冊。あとでタネ明かししますね。

※順番に意味はないと思います。記載順に原作と並べてご紹介します。
<開始>

1. Charlie and The Chocolate Factory- Roald Dahl

ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」
ご存知ジョニー・デップ、ティム・バートン監督のコンビで映画がヒット
2. Alice in Wonderland- Lewis Carroll
ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
永遠の古典
3. The Lion, the Witch and the Wardrobe- C.S. Lewis
C.S.ルイス「ライオンと魔女」
「ナルニア国ものがたり」の最初の作品
4. Winnie The Pooh- A.A.Milne
A.A.ミルン「くまのプーさん」
最近はダッフィーに押され気味?
5. Black Beauty- Anna Sewell
アンナ・シュウエル「黒馬物語」
世界で最も愛読されている“馬の自叙伝”.
6. James and The Giant Peach- Roald Dahl
ロアルド・ダール「おばけ桃が行く」
巨大な桃と少年の冒険物語
7. The BFG-Roald Dahl
ロアルド・ダール「オ・ヤサシ巨人BFG」
オ・ヤサシBFGにさらわれたソフィーは巨人国へ!
8. A Bear Called Paddington- Michael Bond
マイケル・ボンド「くまのパディントン」
誕生日が2回あるくま
9. Treasure Island- Robert Louis Stevenson
ロバート・ルイス・スティーヴンソン「宝島」
冒険海洋小説の金字塔
10. Adventures of Huckleberry Finn- Mark Twain
マーク・トウェイン「ハックルベリーフィンの冒険」
あらゆる現代アメリカ文学のルーツ
11. Harry Potter and the Philosopher’s Stone – J.K. Rowling
J・K・ローリング「ハリー・ポッターと賢者の石」
あの「ハリポタ」シリーズの第1作
12. Matilda- Roald Dahl
ロアルド・ダール「マチルダは小さな大天才」
横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かう天才少女マチルダ!
13. The Railway Children- E. Nesbit
E.ネズビット「鉄道きょうだい」
お母さんを支えながらひたむきに明るく生きる3人兄弟
14. Oliver Twist- Charles Dickens
チャールズ・ディケンズ「オリバーツイスト」
映画「オリバー!」では天才子役マーク・レスターが好演!
15. Five on a Treasure Island- Enid Blyton
エニード・ブライトン「フェイマス・ファイブ 宝島への大冒険」
四人の少年少女と一匹の犬が無人島で秘密の大冒険
16. The Wind in the Willows- Kenneth Grahame
ケネス・グレーアム「たのしい川べ」
個性の強い4匹の動物のミステリー、冒険、道徳、友情の物語
17. The Very Hungry Caterpillar- Eric Carle
エリック・カール「はらぺこあおむし」
いろいろな食べ物を食べながら成長していくあおむし
18. The Jungle Book- Rudyard Kipling
ラドヤード・キップリング「ジャングルブック」
映画化はウォルト・ディズニーの遺作
19. Charlotte’s Web- EB White
E.B.ホワイト「シャーロットのおくりもの」
納屋に住む蜘蛛のシャーロットと、子豚のウィルバーの友情物語
20. The Tale of Peter Rabbit- Beatrix Potter
ベアトリックス・ポッター「ピーターラビットのおはなし」
シリーズ第1作。作者はナショナル・トラスト運動を実践
21. Watership Down- Richard Adams
リチャード・アダムス「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」
予知能力のある仲間の言葉を信じて十一匹のウサギが旅に出た
22. The Hobbit -J.R.Tolkien
J.R.トールキン「ホビットの冒険」
大ヒット作『指輪物語』の前日談
23. Harry Potter and the Deathly Hallows- J.K. Rowling
J.K.ローリング「ハリー・ポッターと死の秘宝」
シリーズ第7作
24. Lord of the Flies- William Golding
ウィリアム・ゴールディング 「蠅の王」
未来大戦のさなか、少年たちの乗る飛行機が南太平洋の孤島に不時着
25. The Secret Diary of Adrian Mole, aged 13 ¾ Sue Townsend
スー・タウンゼント「モール君のおとなはわかってくれない 13 3/4歳の秘密の日記」
主人公エイドリアン・モールのシリーズは世界中で2千万部の大ベストセラー
26. Great Expectations- Charles Dickens
チャールズ・ディケンズ「大いなる遺産」
作者の半自叙伝的作品
27. The Cat in the Hat- Dr Seuss
ドクタースース「キャットインザハット」
そのぼうしをかぶったへんなねこはぼくらのまえにあらわれたんだ
28. The Secret Garden- Frances Hodgson-Burnett
フランシス・ホジソン・バーネット「秘密の花園」
孤独な少女バーネットが見つけた花園へのカギ
29. The Diary of a Young Girl- Anne Frank
アンネ・フランク「アンネの日記」
コメント不要の不朽の名作
30. The Twits – Roald Dahl
ロアルド・ダール「アッホ夫婦」
「とてもおもしろいけどこわい、こわいけどとてもおもしろい」話のかずかず
31. The Wonderful Wizard of Oz- L. Frank Baum
ライマン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
不思議なオズの国へ着陸したドロシーとトト
32. The Boy in the Striped Pyjamas - John Boyne
ジョン・ボイン「縞模様のパジャマの少年」
ドイツ軍人の息子ブルーノとパジャマのユダヤ人少年の友情
33. Anne of Green Gables- L.M.Montgomery
L.M.モンゴメリ「赤毛のアン」
「花子とアン」が生まれたのは、この作品があったから
34. The Tiger Who Came to Tea- Judith Kerr
ジュディス・カー「おちゃのじかんにきたとら」
おちゃのじかんのごちそうになろうとやってきたとら
35. Green Eggs and Ham-Dr Seuss
ドクター・スース「緑色の卵とハム」
昔から愛されているドクターの名作
36. The Day of the Triffids by John Wyndham
ジョン・ウィンダム「トリフィド時代」
食人植物トリフィドとの壮絶な戦い
37. Bambi- Felix Selten
フェーリクス・ザルテン「バンビ」
日本ではディズニー版の方が有名
38. Tom’s Midnight Garden- Phillipa Pearce
フィリパ・ピアス「トムは真夜中の庭で」
歴史と幻想を巧みに織りまぜたファンタジー
39. Little House on the Prairie- Laura Ingalls Wilder
ローラ・インガルス・ワイルダー「大草原の小さな家」
テレビドラマとは大きく違う原作
40. Funny Bones- Janet and Allan Ahlberg
ジャネット・アールバーグ/アラン・アールバーグ「ファニーボーンズ」
大きいホネくんと小さなホネくんがお散歩に
41. Where The Wild Things Are- Maurice Sendak
モーリス・センダック「かいじゅうたちのいるところ」
スパイク・ジョーンズ監督で映画化された名作
42. Carrie’s War- Nina Bawden
ニーナ・ボーデン「帰ってきたキャリー」
43. The Curious Incident of the Dog in the Night-Time - Mark Haddon
マーク・ハッドン「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
44. The Magician’s Nephew- C.S. Lewis
C.S.ルイス「魔術師のおい」
45. The Golden Compass - Philip Pullman
フィリップ・プルマン「黄金の羅針盤」
無数に存在するパラレルワールドを旅する冒険ファンタジー小説
46. The Story of Doctor Dolittle- Hugh Lofting
ヒュー・ロフティング「ドリトル先生アフリカゆき」
ドリトル先生物語の第1作目
47. The Story of Tracy Beaker - Jacqueline Wilson
ジャクリーン・ウィルソン「おとぎ話はだいきらい (トレイシー・ビーカー物語 1) 」
養護施設でくらすやんちゃなトレイシーの日常
48. The Hunger Games - Suzanne Collins
スーザン・コリンズ「ハンガー・ゲーム」
映画は有名
49. Curious George- H.A.Ray
H.A.レイ「ひとまねこざる」
人気の「おさるのジョージ」のもととなった作品
50. Each Peach Pear Plum by Janet and Allan Ahlberg
ジャネット・アールバーグ/アラン・アールバーグ「もものき なしのき プラムのき」
童話の主人公たちが絵本のどこかに隠れている

<終了>

【ゴリ丸の感想】
まずはタネ明かし。
日本語訳本が見つからなかったのは35番の「緑色の卵とハム」だけでした。
この作品もそうですが、特にヨーロッパのものには韻を踏んでいるものが見られますし、独特の言い回し、つまり受験英語、大学で教わる英語ではまずお目にかかれない表現に出くわすことがしばしば。これ、翻訳者泣かせですよね。
「くまのプーさん」なんかを原作と比べると、訳者の石井桃子大先生に頭が下がる思いです。
冒頭に書きましたように、このリストはかなり幅があります。対象年令が幅広いですし、ファンタジーあり、冒険スペクタクルあり、「アンネの日記」のような実話あり・・・
いずれにしても、この50冊を全部読まなくてはならないという話ではありませんし、この50冊以外は読まなくてもよいというものでもありません。この50冊を目安に、子どもの発育と興味にあわせて図書を選んでいきましょうという話なんです。大人が読んだってちっとも構わないんですよ!
それにしても、原作と訳本の対照情報がもっとあればすごく便利なんだけどなあ。ウィキにも必ず載っているわけではありませんし、アマゾンは洋書と訳本を別々に扱っていて、関連していることが見えません。唯一「やまねこ翻訳クラブ」が一覧表を公開していて、この記事翻訳でも知らない作品を調べるのに助かりました。もっと翻訳業界、出版社、図書館連盟が一緒になってデータベースの充実を図ればありがたいなあ・・・
~この稿おわり~
スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

TB*URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。